
各地の「VCT 2026 Kickoff」が終了し、いよいよ今年最初の世界大会「Masters Santiago」が開幕します。パッチ11.08ではアビリティが全体的に弱体化されたなかで、どのような変化が起きているでしょうか。全編ではデュエリスト / イニシエーターの現状を確認していきます。

| 地域 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Champions | 53% | 26% | 22% | 22% | 11% | 0% | 0% | 0% |
| Pacific | 78% | 25% | 27% | 24% | 16% | 0% | 6% | 0% |
| EMEA | 54% | 40% | 22% | 20% | 14% | 0% | 4% | 0% |
| Americas | 45% | 53% | 19% | 7% | 14% | 3% | 1% | 0% |
| CHINA | 60% | 39% | 38% | 13% | 8% | 1% | 4% | 2% |
Championsで全体の35%ほどを占めていた2デュエリスト構成の割合はさらに高まっています。最も低いAmericasでも45%ほど、Pacificでは約76%に達しました。パッチ11.08ではヨルも弱体化を受けましたが、その影響を感じさせずにむしろピック率が上昇しています。イニシエーターの代わりにフラッシュを持つ役割が定着していると言っていいでしょう。
またウェイレイもぐっと採用率が上がりました。DRXが多くのマップで採用していたヨル / ウェイレイ構成が人気を集めたのに加え、1デュエリスト構成でも一定のピック率となっています。この影響で、従来のネオン / レイズ / ジェットはほぼ横ばいの数値となりました。

2デュエ構成の影響力は凄まじく、昨年は一度も使用していなかったG2もKickoff中盤から使用し始めて結果を残しました。現状圧倒的な人気を誇っていますが、どのチームがアンチピックとなる戦略を生み出すでしょうか。
VALORANTにはベータの段階から登場していたフェニックスですが、ここ数年は大会で全くピックされないことが当たり前になっていました。しかし今回のKickoffでは状況が変わり、ヘイヴン / カロード / パールなどでちらほらとピックされるようになったほか、バインド / ブリーズで採用するチームも現れています。

以前よりPRXがパールで採用していましたが、2デュエ構成=PRX的な戦い方の流行を受け、他チームに広がった形です。Tier2を含めてこれが定着していく可能性もあるでしょうか。
以前メタとなっていたジェットのピック率はかなり下がってきていますが、まだアビスやブリーズなどで一部チームが採用しています。そしてKickoffでの勝率は全世界合計で5割ちょうどと、決して悪くありません。

ジェットはキャラパワーで劣る一方、やることがシンプルで分かりやすいという利点もあります。こうした比較はMeta Pick vs Comfort Pickとして、メタを追求するべきか、選手の得意なロール / エージェントに寄せるべきかという議論を呼びました。日々メタが激しく変化し、ロールを広げる難しさもあるなかで、理想と現実の狭間で悩むチームも多そうです。
| 地域 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Champions | 53% | 43% | 14% | 10% | 9% | 3% | 2% |
| Pacific | 45% | 46% | 3% | 2% | 8% | 0% | 7% |
| EMEA | 52% | 30% | 16% | 6% | 14% | 2% | 14% |
| Americas | 45% | 30% | 18% | 6% | 18% | 0% | 18% |
| CHINA | 46% | 36% | 6% | 19% | 13% | 4% | 8% |
イニシエーターに関してはChampionsから大きく変わっておらず、ソーヴァ / フェイドという索敵イニシエーター主流の時代が続いています。ヨルの存在によりフラッシュの必要性が弱く、リコン持ちの両者のみをマップによって使い分けている状態です。
基本的にはアビス / ブリーズ / ヘイヴンはソーヴァ、スプリット / バインドはフェイドという棲み分けで、カロード / パールに関しては地域ごとに人気が別れました。ヘイヴンのフェイド構成も出てきているなかで、今後どうなっていくでしょうか。

スカイはガイディングライト、テホであれば誘導サルヴォのリチャージが無くなって以来低迷していた両者ですが、大幅ナーフの影響を免れたこともあり、ややピック率が上昇しています。スカイはスプリット / バインド、テホはアビス / パールと登場マップが絞られている印象です。

また最新のパッチ12.03で強化されたゲッコーも気になる存在です。モッシュピットは防衛では1度しか使えなさそうですが、攻撃では開幕でのエリア取り、ラッシュ時のセットアップ、スパイク設置後の遅延と複数回の使用が想定されます。バインドやパールで出てきてもおかしくないように感じますが、ゲームチェンジャーとなれるでしょうか。













