インタビュー

FNC Boaster「敗者は勝者に注目するが、勝者は勝利に集中する──僕の仕事は“世界一のリーダー”になること。批判は気にせず、最高のリーダーを目指し続けるつもりだ」

2025.09.17 19 COMMENTS
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「VALORANT Champions 2025」開幕戦でRex Regum Qeonに2-0で勝利を飾ったFNATICですが、試合後の記者会見で試合を振り返りました。

── Boaster選手に質問です。今日のパフォーマンスは、あなたの選手としての価値を疑っていた人々に対して十分に証明できた、もしくは完璧なものだったと思いますか? それと、ユニフォームに何が起こったのでしょうか?

Boaster:ああ、見られちゃったの?みんな見たの?やばいな。ズボンを下ろしたんだよ。いつもショーツを下に履いてるから大丈夫と思ったら、そのショーツまで一緒に下がっちゃって、ボクサーまで出ちゃったんだ(笑)。たぶんそれが今日の好調の理由かもね。あれ以上悪いことなんて起こらないだろうから。

今日の自分のパフォーマンスについては…正直あまり意識していませんでした。ランダムにキルを取ってたら雪だるま式に調子が上がっていって、ゾーンに入った感じでしょうか。そういう時は、IGLとしてもプレイヤーとしてもすごく集中できるような気がします。普段はIGLのことを考えるのに脳みその大部分を使っていますが、アビスではそこまで指示出しが必要じゃなかったです。みんなで突っ込んで、仲間が倒れたら僕がキルを取る。キルを取れたら絶対的な神みたいに見えるでしょう(笑)

画像:VALORANT Champions Tour Photos

── Alfajer選手に質問です。Masters TorontoではチェンバーでMVP級の活躍を見せましたが、今日はアセントでセージを使っていました。どういう理由で変更したのでしょうか?またどちらが好みですか?

Alfajer:チェンバーをずっと使っていたら相手チームに読まれやすくなったし、正直自分でもチェンバーにあまり快適さを感じなくなったんです。それでコーチ陣に「チェンバーはやりにくい」と伝えたら、別のロールに回してくれました。僕はセージの方が快適ですね。…でも正直、設置とかもしなかったし、普通のセージじゃなくて「バトルセージ」って感じでした(笑)

── Chronicle選手、普段はあなたがセージを使っていますよね。Alfajer選手のセージを見て、どう思いましたか?改善点などはありますか?

Chronicle:世界一のバトルセージ、別名パリのファイナルボス、別名世界最高の選手だよ(笑)。彼はセージを続ければいいと思います。受け身と攻撃的なプレイのバランスを把握しているんです。今日の試合でもアセントで重要なラウンドを取ってくれたし、彼はこれからもさらにクレイジーな試合を見せてくれるでしょう。

── Jake(Boaster)、今年初めに私たちは話をする機会がありました。馴れ馴れしくてすみません(笑)。2024年は精神的に大変で、2025年はもっと楽しむことを重視していると言っていました。実際その変化はあなたにとって、そしてチームにとってどれくらい良い影響がありましたか?

Boaster:おかげで白髪が減りました(笑)。2024年は本当に精神的にきつかったと思います。常にプレッシャーがあったし、練習の後の振り返りでも「もっと結果を」と言われ続けていました。でも今年は、もしうまくいかなくても前よりリラックスしています。

たとえばStage 2は正直あまり調子が良くなかったけど、僕にとっては「Championsに出場できればいい」くらいの気持ちだった。だからChampions出場が決まった時点で「ここでできるだけ練習しよう」と考えました。
その結果、ステージ上でのエネルギーや雰囲気が変わったと思います。Stage 2と比べてもまるで別チームみたいだし、今日は特に「俺たちは成長してる」って感じられました。これからも毎回の会見で言うよ。「俺たちはスケーリング中だ」って(笑)。

画像:VALORANT Champions Tour Photos

── Chronicle選手、今日のアセントでのあなたのパフォーマンスは本当にすごかったです。今後に向けてどんな自信につながりましたか?

Chronicle:最高の気分です。大会初戦で強いパフォーマンスを出せたのは自信につながりますし、チームの初勝利に貢献できて嬉しいです。もちろん僕一人の力ではなく、仲間たちが僕を活かす動きをしてくれました。例えば防衛のセットアップや、ガーディアンでエースを取ったときも仲間が最後のキルを取らせるために体を張ってくれました。僕は本当にいいチームメイトと一緒にプレイできていると思います。

── Alfajer選手に質問です。以前のインタビューで、VCT EMEAでのプレイオフでの敗退は「疲労」が一因だと言っていました。今回のChampionsに向けた休養や準備はどうでしたか?自信のほどはいかがでしょうか?

Alfajer:はい、自信はあります。正直言って、GXとBBLに負けて良かったと思っています。休む時間、準備する時間がしっかり取れたので。精神面もリフレッシュできたし、新しい戦略やマップも用意できました。結局この大会で勝ち進むには全員を倒さなきゃいけないので、相手が誰であろうと気にしません。むしろ相手の方が僕らに備える必要があります。

── Boaster選手に質問です。今日のあなたのプレイは本当に素晴らしかったですが、MIBR戦に向けてAspasと再戦する準備はできていますか?

Boaster:うん、Aspasとはこれまで何度か対戦してきました。接戦もあったし、特にLOCK//INやChampions 2023ではドラマチックな試合を経験しました。だから次のMIBR戦も楽しくなると思います。ただ僕は「パリのファイナルボス」じゃないんだ(笑)。みんなそう呼ぶけどね。僕はただのナイスガイだよ。でも、もし今日みたいに撃ち合えたらAspas級のパフォーマンスを見せられるかもね。

── Alfajer選手、あなたは「パリのファイナルボス」という名前を自分につけていますよね。その名に恥じないプレーを見せる準備はできていますか?

Alfajer:正直、最初にその名前をつけたときはそこまで深く考えてなかったんです。でも今はその名前を背負って戦わなきゃと思っています。やるしかないですね。

画像:VALORANT Champions Tour Photos

── Boaster選手に質問です。今日はご両親が観客席に来ていて、インタビューも受けていましたね。あなたにとってどんな意味がありましたか?

Boaster:ChampionsやMastersに両親が来るのは今回が初めてでした。普段は遠方で難しいけど、今回はフランス開催だから「絶対来て」って言ったんだ(笑)。ホテルを取って来てもらいました。父がインタビューを受けているのを見て、「やばいな」って思いました。前回インタビューしたのが15年前で、その時は「涙が出そうだ」とか言ってたから、また似たことを言ったんじゃないかな。母も横でずっと喋ってたので。

ハーフタイムにふと見たら映っていて、「捕まっちゃったな」って(笑)。でもすごく楽しかったし、勝利を届けられて良かったです。決勝まで行けたらまた呼びます。アリーナは絶対盛り上がるので。

── ご両親に向けて一言ありますか?

Boaster:あそこに座ってVIP待遇を楽しんでるよ。冗談で「なんでこんな場違いな人がVIPに?」って言ったけど(笑)。でも本当に素敵なことだよ。

── Alfajer選手に質問です。試合中、RRQのMonyet選手の注意を引こうとしていましたよね。何を伝えたかったんですか?

Alfajer:Boasterのクラッチチャンスのとき、Monyetがずっと僕の顔を見てたんです。でもクラッチを決めた瞬間、彼は目を逸らした。「なんでこっちを見ないんだ、怖いのか?」と思ったんです。逆にもし彼らが勝っていたら僕を見てきたはずなので、僕は注目を引こうとしました。

画像:VALORANT Champions Tour Photos

── 次はMIBR戦ですが、相手のVerno選手も良い試合をしていました。どう見ていますか?

crashies:彼らはAmericasのチームなので、僕もよく知っています。Aspasとは何度も対戦してきたし、彼のプレイスタイルも理解しているつもりです。Vernoは若いIGLだから、僕らにとっても良いテストになると思います。楽しみですね。

── kaajak選手、今日はアビスでウェイレイを使用していましたが、感想はいかがでしょうか?

kaajak:正直あまり使ってなかったんですが、最近ランクで結構触っていたので慣れてきました。特に今日はいくつかの場面でいい動きができたし、楽しいエージェントだと思います。 

── Milanコーチに質問です。これまではアシスタントとしてChampions出ていましたが、今回はヘッドコーチとして初めてです。準備はどうでしたか?また、この1年での成長についてどう感じていますか?

Milan:準備はすごく順調でした。Alfajerも言ったように、僕らはプレーオフで負けて時間ができたので、その分Championsに向けて余裕を持って準備できました。アシスタントの頃とは役割が違いますが、他のコーチ2人がとても助けてくれるので、仕事がしやすいです。僕はチーム全体をまとめる立場として成長できたと思うし、このチームに誇りを持っています。今大会でどれだけいい成績を残せるのか、楽しみです。

画像:VALORANT Champions Tour Photos

── Boaster選手、Stage 2では一部から批判もありましたが、今日の活躍を見た上で、そうした人々にメッセージはありますか?

Boaster:敗者は勝者に注目しますが、勝者は勝利に集中する。そして僕もそうしている。僕にヘイトを向けてくる人たちのことは気にしていない。僕が気にするのは身近な人たちの意見だけだ。仲間やサポートスタッフが「君のIGLに価値がある」と言ってくれるなら、それは他の誰の意見よりも価値があると信じています。

僕が良い試合をする時もあるし、そうでない時もある。でも結局のところ、僕の仕事は“世界一のリーダーになること”です。だから僕は、自分にできる限り最高のリーダーであり続けようと努力する。

そして今日は、たまたま僕自身の撃ち合いも冴えていました。誰かが『ヘッドショット率50%だった』と言っていたくらいに。だからヘイターのみんな、気をつけろよ。次は君たちの頭を撃ち抜きに行くから(笑)

── kaajak選手、crashies選手、今日はキル数こそ伸びませんでしたが、役割をきっちりこなしていたと思います。そういう時、どうやってメンタルを保っていますか?

kaajak:今日はボトムでしたが、次の試合はおそらく違うでしょう。今日はアセントが正直良くなかったです。ポジションは取れていたのにキルにつながらなかったのです。でも役割を果たそうとはしていたし、コールもしていました。だから自分にとっては「ウォームアップ」みたいなものですね。

crashies:私の場合は自分のキル数をあまり考えず、仲間をどうサポートできるかに集中しています。アシストも多かったし、何かしらチームの役に立てていたはずだと思います。これまでかなり経験を積んでいるので、”自分の調子が悪い”などそういうことを考えるのはあまり好きではありません。Boasterがいつも言っているように「たった1ラウンドで流れは変えられる」と思ってます。だから気にせず次に進むだけですね。

── 次はMIBR戦で、Aspasとの対戦が注目されています。意気込みは?

Chronicle:面白い試合になると思います。彼らはBLG戦でも強かったし、勢いを持って挑んでくるはずなので簡単ではないでしょう。でも僕らも自分たちのゲームをやるだけです。僕たちには「パリのファイナルボス」がいるし、彼らには「Aspasファイナルボス」がいる。どちらが勝つか楽しみですね。

画像:VALORANT Champions Tour Photos

── Boaster選手のご両親に質問です。VALORANTをプレイしたことはありますか?オフシーズンに一緒にプレーする予定は?

Boaster母:いいえ、まったくやったことはありません。毎試合観てはいるんですが、ほとんど手で顔を隠しながらなんです。だから実際は何が起きているのかよく分かっていませんし、Jakeと一緒にプレイすることもないでしょう。彼も望まないと思います。…Jake、あなた一度説明してくれたよね?

Boaster:うん、かなりよく理解していると思うよ。

Boaster母:ええ、少しは分かってるつもりです。でも緊張しすぎて結局また顔を隠してしまうの。あまりに不安で、部屋から出て行って“私が入ってきたら負けちゃうんじゃないか”なんて考えてしまうんです。

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