FENNELに所属するGON選手は8月26日、自身の配信内 にて今シーズンを振り返るとともに、選手活動の継続に対する迷いやIGLとしての苦悩、オフシーズンの過ごし方などについて率直に語りました。
以下、配信内で語られた主な内容をまとめています。
目次
RIDDLE戦の振り返り
2年連続、アセンション届かずというのは来るものがあった。RIDDLEは強すぎてちょっと面白くない
JoxJoは色々選択肢がある中で、一番簡単で強いのを選ぶのが上手い。大会本番でも通用する秘訣
俺らはちょっと強いけど、工程を踏んでややこしいこともしちゃう。それのせいで大会本番はミスも出ていた
RIDDLEにはアセンションで優勝して、日本3枠になってほしい。なぜならその枠が生まれることによって誰かが不調になった時、俺に声がかかる可能性もなくはないから
選手継続への葛藤、IGLとしての重圧
選手継続については、迷っている。決意を固めた感じで配信をつけたが、まだ迷っている。続けるとは言えないし、やめるとも言えない
FENNELからはあと1,2週間で今後どうするかについて話し合いをすると言われており、本当に迷っている
正直、今シーズンは過去一キツかった。IGLを担当したのも大きいが、色々とキツかった。Split 2あたりは正直精神を病んでいた。Split 2は結果的に2位だったから、ギリ保たれていた
Split 1はがむしゃらにやろうと思っていた。俺がメンバーを決めて良いと言われていたし、モチベーションもすごかったが、Split 2からキツくなっていった
朝10時半とかに起きて、自転車で通勤(独自に通勤と呼んでいる)しているときに、大会1,2週間前くらいになってくると、「もしここで俺が事故ったら大会に出なくて良いのかな」と思うくらいに当時は精神的に参っていた。今はそんなマインドではない
良くないことだが、VALORANTに触れる時間も少なくなっていった。しかし、皆が頑張っている中でリーダー兼IGLとしての役職を果たすために、大会はかなり見ていたし、メモも大量に取っていた
Split 2の途中くらいから今日までの3,4ヶ月間、1試合もランクをやっていなかった。プロとしてあるまじき行為だし、チームメイトにはごめんと言いたい。一方、IGLとしての研究など、仕事としては頑張っていた
ランクをやらない人がチームメイトにいてモチベーションの差があったら自分も嫌だし、チームメイトにも失礼。そういう思いもあって選手を続けるかは迷っている
前シーズンに比べて、配信も全くできなくなってしまった。活動が終わったらヘトヘトで配信をする気にもなれなかった
もし次もやるんだったらIGLをやるか迷う。やりたいか、やりたくないかの2択だったら、IGLは本当にやりたくない
この前JoxJoとSugarZ3roとご飯に行ったとき、JoxJoにやっぱりIGL好きなんでしょ?って聞いたら「全然、俺はIGLいいよ。俺は勝てるからやってるだけでやりたくないよ」と言っていた
もし、俺が「選手をやりません」となったら、何するんだろうと思っている。ストリーマーはよくウォッチパーティーをやってるが、自分にあまり関係ない試合を丸々見るのはキツい。その点、Bijuさんはすごい
周りにいる人達(葉以外)は選手を続けなよと言ってくれている。本当にありがたい話
昔に比べて、甘えるようになってしまった。もっと頑張れるのに頑張れてないかもなって自分で思っちゃう。昔はもっと楽しいって思いながらやって、それで結果がついてきたらラッキーって思いながらやっていた。今は変わってしまって悲しい
オンシーズン中、オフシーズンのことを考えないとやってらないくらいのテンションだった。オフシーズンになったら楽しいことしようと思いながら頑張ってきたが、いざオフシーズンになると何をすればいいのか分からない
VALORANTは好きだが、何かを変えて気分をリフレッシュしないと今シーズンはできなかった
VALORANTのやる気がない訳ではないが、めちゃくちゃあると言い切れないからこそ、このまま俺がチームに入ることによって良くない影響を与えるんじゃないかと思ってしまう
正直、IGLは誰でもできる。勉強ができるタイプであれば誰でもできる。性格で向いているか、向いていないかだと思う。HalsのIGLは見てみたいなと思う。俺がラウンド始めに1stコールをして、Halsが「なんて言った?」というやり取りが無限にあった。IGLのストレスをチームメイト皆に味わってほしい
IGLは本当にストレスがエグい。人が変わっちゃう
JoxJoはチームメイトの悪いプレーがあった際にちゃんと怒るらしい。それは結構いいなと思う。俺はそういうメンバーがいても放置して、俺だけでもちゃんとやろうという感じで寄り添えていなかったと思う。そういう所もJoxJoはいいなと思う。ちゃんと怒れるやつがIGLをやるべきだと思う
(「CLZはGONより怖いらしいって本当?」というコメントに対して)本当です。一番怖い。CLZは別ジャンルの怖さがある
FENNELとの契約は今年一杯で終了にしている
Meiyの凄さ
Meiyはめちゃくちゃランクをやっていて、本当にすごい。高校生の頃に同じチームでやっていたときから休まずにランクをやっていた。今の強さも必然だなと思っている。Meiyに対して「すごいな、羨ましいな」って思うことすら許されないと思っている。本当に努力の賜物
一度VALORANTから離れたらスタッツが良くなった話
休日は本当に嫌で嫌で、VALORANTに触りたくなかった。良くないって思いながらも、Split 3 Main Stageのスタッツがすごく良かった。なんで?となった。茂野吾郎(漫画作品『MAJOR』の主人公)も一度野球から離れたし、原健人も一度VALORANTから離れたら見え方が変わって、Split 3はちょっと強かった
FNATICのAlfajerにフォローを外された話
自信を失ってしまった大きな原因の一つに、FNATICのAlfajerにフォローを外されたということがあった。本当に悲しい出来事。本当に効いたし、フォローを外された日にはFENNELベースで喚いてしまった。レッドブルで一緒に写真を撮ったし、マウス感度情報も共有した。FF内だったが、リムられてしまった
RIDDLEがアセンションで勝つ確率、注目チームについて
RIDDLEがアセンションで勝つ確率については、98%くらいで抜けると思う。それでPacificリーグに昇格すると思う、本当に。第1にアセンションのシステムは本当に面白くて、Tier1でやっていたNSとBMEが同時に降りてきて戦う。何このシステム??
この中で2チームがPacificに行く。Tier1に行ったらRiotからチームに運営資金が貰える。皆それを目指している。2枠ともにNSとBMEが行ったら本当に面白くない
(Asecnsion出場チームのロスターを見ながら)NSは俺視点は結構いいチーム(苦笑)。NSとBMEは結構スクリムをすることも多く、Rbが入る前は失礼だが、結構勝たせていただいた
BMEは最近調子悪いなという印象。Stage 1のBMEはスクリムも結構強いイメージがあったが、最近は負けた思い出がない。だからRIDDLEは勝てると思っている
NAOS EsportsはNSとBMEより強いと思っている。NAOSは今年になってから強いメンバーを集めている。RIDDLE、NAOS、NS RedForceだと思っている
実は海外Tier1チームからオファーが来ていた
実は、Split 2終わったくらいのタイミングでTier1チームから声が掛かっていた。EMEAのGIANTXのチームマネージャーからXのDMでプレイヤーとして来てくれと言われていた。意味わかんない。英語圏から?FNATICとかとやるの?俺?って一瞬思ったが、FENNELでやってたし、英語も話せないし、契約違反ということもあったので断った。そしたらコンテンツクリエイターとして入ってくれと言われた。もしかしたらFNATICとやっていた世界線もあったかも
EMEAやPacificのさまざまなTier1チームから、アンバサダーになってくれないかという連絡が沢山来ていた
FENNELロスター編成の裏話
FENNELのロスターを決める時に4人(Tenzou、Hals、Aace、GON)は既に決まっていて、最後の1人でめっちゃ迷っていた。nethさんかもう1人のIGLかで悩んでいた。最後、チームメンバー皆に誰を入れるか聞いた時に、皆nethと言っていたが、Aaceだけ「nethじゃない」と言っていた。この話を皆でした時に、Aaceがめちゃくちゃ焦っていた。2人は一番ってくらいめちゃくちゃ仲が良い。nethさんで良かったなって思う
日本のTier2シーンについて
(「日本のTier2シーンは環境が恵まれすぎていて海外ほど競争が起きていないなどと言われているが、どう思うか」というコメントに対して)めちゃくちゃ失礼なことを言うけど、Tier1というものが明確に存在している以上、Tier2は一生2番目と思ってしまう。お前は2番だよと言われている感じがあるからこそ、Tier2から抜け出したいという気持ちはある。ぬるま湯に浸かって満足している日本のプレイヤーもめちゃくちゃ多いとは思う
試合後インタビューについて
試合後のインタビュー枠は毎回GONが確定枠。一昨日は試合終わってガチ落ち込みしていたが、試合後に皆でインタビューを受けた後、個人でもう一度インタビューがあった。終わってから控室に帰ってきたら、選手は俺以外全員帰ってた。廊下に出たら葉だけ俺のことを待っていてくれて、一緒に帰った
インタビューは以前よりもかなり上手くなったと思う。インタビューをしてもらえて嬉しい
朝ごはんチャンネルを開設してからパフォーマンスが上がった
Split 2からSplit 3にかけてパフォーマンスがかなり上がった。始めたことが2つあり、1つ目はランクをやらないこと。2つ目は「GONの朝ごはんチャンネル 」を開設したこと。この2つをやったらめちゃくちゃパフォーマンスが上がった。喋るのが好きだから配信で喋りたいんだけど、IGLをやっていると配信する機会も減っていった
皆は「こういう場でもファンに還元してくれるんだな」という感じで都合の良いように解釈しているが、どちらかというと俺がやりたいからやってるだけ。喋ることによって発散ができている
ありがたいことにファンの方が増えた。ありがとうございます。朝ご飯チャンネルからVALORANTの競技シーンを見るようになったと言ってくれる人が結構いた。朝ご飯チャンネルではあまりVALORANTの話をしていないが、色々な層にリーチできているみたいで、もしかしたらGXのマネージャーもここから知ってくれたのかもしれない
VIDEO
葉との親交
葉は元々離れたところに住んでおり、遊びやご飯に行くときにはいつも来てもらっていた。タクシーも遠いし、葉がノリで近くに引っ越してくれた。友達が家近いって嬉しい
最近、近所のコンビニに入ったら「GONさん、今ファミマ入りましたよね?」というDMが届いた。違うといっても焦ってるように見えるから、無視した。ヤバいやつじゃないことを願ってる
ゲーミングデバイスが好きすぎる
デバイスの話をさせてほしい。尋常ないくらいのデバイスを買っている。いくら買っても罪悪感がないからプロゲーマーになって良かったと思っている。マウスの話はめちゃくちゃしたいけど、(スポンサーの都合上)出来ない
Split 3 Main Stageでは色々なチームと戦ったが、すべての日で何かしらのデバイスを変えていた。同じデバイス構成でプレーした日はなかった。試合中にも変えたりして、男らしくいきたい気分のときにはエルゴマウスのローセンシでプレーしていた
ときどさんを見習いたい
スポンサーはめちゃくちゃありがたい。新しくスポンサーが付いても選手側に特に変化は感じられず、若い選手たちはスポンサーを大事にしないがち。俺は格ゲープロのときどさんのYouTubeをめっちゃ見ていて、それで意識が変わった。ときどさんはREJECTに対しての貢献度がすごい。そういう所がいいなーと思う。慎ましく生きようと思った
ときどさん著書の「努力2.0 」はマジで面白い。例えばスポーツなどの競技をやっている人やプロゲーマーは絶対に読んだほうがいい
ポチップ
FENNELメンバーの印象について
AaceもHalsもTenzouも来年またやろうと言ってくれた。nethさんには言われてない
nethさんは思っていたプレイヤーといい意味で違った。もっと冷静で感情もあまり出さないプレイヤーかと思っていたが、一番感情的なプレイヤーだったと思う。nethさんは話の内容がとにかく若い
Tenzouは一番AIMが強いんじゃね?と思っている。これからもっと上手くなると思うし、メンバーの中で一番優しい。俺のワガママでFENNELに連れてきたから勝たせたいという気持ちがめちゃくちゃあったが、勝たせられなくて残念。俺がめちゃくちゃ上手かったら勝てたなと思うから、チームメイトには申し訳ない気持ちでいっぱい
Aace&Halsコンビはやばい。ゲームに対しての理解力も正直ベテランプレイヤーくらいあるし、2人ともIGLをお願いしたらすぐできるタイプだと思う。Ace&Halsには次世代を感じた。この年齢からメモを取って言われたことをずっと吸収し続けたら、2,3年後にはやばいプレイヤーになっているよ、ということはちょくちょく言っている
選手を続けるかは本当に迷っている。皆はどういうモチベーションでやっているんだろう。俺は勝ちたいからやってる、という感じだった。今もそうだけど
ちなみにお金は本当に興味ない。配信とプロ、どっちが稼げるかといったら色々な人が言っているけど、圧倒的に配信。FENNELの給料と、俺がちゃんと配信や動画を投稿した月で比べると、半分にもいかない。俺はお金目当てでやってないからなんとも思わないが、今までは勝ちたいという気持ちだけでやっていた分、そこが自分の中で揺れている。勝ちたいけどしんどいという気持ちも強い
T1 Fakerは勝っているのにまだやっているんだよ。何を目的に?という感じ。本当にすごい