FNC Boaster「Paper Rexは非常に堅実なチームだが、こちらの準備も万全だ。あとは試合中にalecksがデスクをバンバン叩いてくれたら、それがこちらの調子がいい証だ」

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6月22日、「VCT 2025 Masters Toronto」プレイオフのローワーファイナルが行われ、FNATICがWolves Esportsに3-1で勝利し、Paper Rexが待つグランドファイナルへ進出を決めました。

本稿では、試合後に行われた記者会見でのインタビュー内容を掲載。FNATICの選手陣とヘッドコーチのMilan氏が試合を振り返りました。

目次

FNATIC 試合後記者会見

― Boaster選手に質問です。Wolvesに勝利した心境をお聞かせください。また、Wolvesはステージ上で勝っても負けても非常にエネルギッシュでしたが、そんな彼らと対戦した感想はいかがですか?

Boaster:まず、Wolves戦はとても面白かったです。ホテルでSiuFatBB選手と話したのですが、彼は本当にいい人でした。ゲームへの情熱とエネルギーに溢れています。ステージでも、僕たちがラウンドを取っているのに彼は笑顔で、負けているのに楽しんでいる姿が印象的でした。

スコアに動じず前向きに戦い続ける姿勢は刺激になりましたし、明日のPaper Rex戦でもこの学びを生かし、ミスやストレスで自分たちを縛らず全力を尽くしたいと思います。この姿勢を “SiuFatBB・メーカー” と呼ぶことにします。

― Alfajer選手へ。第2または第3マップ後、SiuFatBB選手と肩を組んで舞台裏を歩きながら話している姿がありました。差し支えなければ、そのとき何を話していたか教えてください。

Alfajer:正直に言うと、何を話したかはあまり覚えていませんが、彼は本当にいい人です。たしか「一緒にエモートしよう」と言った気がします。これまで出会ったアジアの選手はみんな親切で、文化の影響かもしれませんが、とても可愛らしいんです。第2マップではこちらがラウンドを取っているのに、彼らの表情を見ていると、勝っている僕らのほうが申し訳なくなるような、何とも不思議な気持ちになりました。

― Boaster選手へ。2023年以来となる国際大会グランドファイナルへの進出ですが、チームと自身にとってどのような意味がありますか?

Boaster:正直、昨年の結果もあって、またグランドファイナルに立てるかは半信半疑でした。でもチームの力と可能性は信じていますし、そこに到達するまでに強豪を何度も倒さなくてはならないので、本当に大変なんです。だからこそ、明日の決勝は「最後の試合だと思って楽しむ」、それに尽きます。思い出を作り、歴史を刻みたいです。結果はどうあれ、全力を出し切るだけです。明日は全開のエネルギーで臨みます。相手のPaper Rexとは因縁もありますし、きっと面白い試合になると思います。

― kaajak選手へ。昨日のインタビューでは「安定しているけれどまだベストではない」と言っていました。でも今日の試合では相手を文字どおり圧倒しました。これでベストでないのなら、あなたの“ベスト”とはどんなプレーなのでしょうか?

kaajak:いいラウンドはいくつか取れましたが、ロータスの話はやめておきましょう(笑)。他のマップではいつも通り安定してプレーしただけです。自分がマップを背負っているわけではなく、課された役割をこなしてチームが勝つ。それで十分だと思っています。

― Boaster選手へ。決勝では特別な入場パフォーマンスを用意しているそうですが、少しだけ見せていただけませんか?

Boaster:いえ、何もお見せできません!これからジムかホテルでソファをどかして練習します。当日までのお楽しみです。ただ、マーチングバンドや派手な衣装は期待しないでください。ちょっとした“お茶目なダンス”程度です。

― Boaster選手へ。高レベルのVALORANTはメカニクスよりもメンタル面が大きいゲームだと思いますが、試合中に考えすぎて判断が遅れたり、逆に判断が少なすぎたりして、状況把握が十分でないと感じたことはありますか?そうした“オーバーシンキング”をどう克服していますか?

Boaster:キャリアの中で、迷って負けた場面もあれば、迷わず勝った場面もあります。負けたときは、タイミングで躊躇して“フロー状態”に入れなかったんです。振り返ってみると、最初に考えた通りに動いていれば良かった、と思うことが多いですね。IGLとしては、完璧な作戦をこねくり回すよりも、まず“良いアイデア”を全員が一緒に実行するほうが大事です。Paper Rexを見ればわかりますが、彼らはシンプルなプランで一斉に攻めて結果を出しています。要するに、自分のプレーを見直して学び続ける――でも一番大切なのは「迷わないこと」。ためらわず、考えすぎず、ミスを恐れない。それが解決策だと思います。

― PRXはここまで全試合を2-0で取って無敗です。あなたたちは3-0でサクッと終わらせて帰るつもりですか?それともフルBO5で魅せてくれますか?

Chronicle:まず、彼らが無敗なのはプレイオフだけだと念のため言っておきます(笑)。とはいえ、プレイオフでの連勝は本当に見事で、Team Liquid戦の後は特に安定感が際立っています。いまのPRXは絶好調なので、楽な試合になるとは思っていません。彼らは何度もあと一歩でトロフィーを逃してきた分、今回こそと全力で来るはずです。どうなるかは始まってみないと分かりませんが、こちらも万全を期して臨みます。

― これまで相手がピックした“本来あなたたちのマップではない”ところでも勝っていますね。今後もその戦い方を続けるつもりですか? 必ず通用する戦略でしょうか?

Chronicle:もちろん苦手なマップはあります。ただ一つ言えるのは、もし相手が僕らの普段やらないマップを選んで、そこで僕らが勝ったら、その時点で相手は僕らを恐れるはずです。

― Alfajer選手、Masters Tokyoでは無敗で優勝し、落としたのは1マップだけでした。一方、今回の大会はローワーブラケットからの勝ち上がりです。圧倒して勝つ大会と、1ラウンドずつ戦い抜く大会では、勝ったときの気持ちはどう違うでしょうか?

Alfajer:2023年に相手を圧倒したときは、正直ちょっと退屈で、あまり楽しめませんでした。でも今回はローワーから這い上がってきたので、勝てたときの喜びが格別です。Wolvesもハングリーでしたが、今の僕たちはその上をいくハングリーさがあります。

― crashies選手へ。これまでPaper Rexに勝ったことがないそうですが、明日こそリベンジしたいですか?

crashies:もちろん狙っています。キャリアで一度も勝っていませんからね。ただ、今は頼れる仲間がいるので、明日は良い試合にしたいです。

Boaster:そういえば、FNATICにも勝ったことなかったのに、今は味方だよね(笑)。

Alfajer:倒せないなら仲間になれってやつだな(笑)。

crashies:まさにそのとおり(笑)。

― ロータスではミラー構成で負けました。Wolvesはその構成をどう違う形で使っていたのでしょうか?

Milanコーチ:2-0で追い込まれていた彼らはリスクを取りに来ました。特にSpring選手のA側ラークが刺さり続け、対処が難しかったです。同じ対策でも別の日なら勝てたかもしれませんが、今日はうまくいきませんでした。

― kaajak&Alfajer選手に質問です。同じデュエリスト2枚構成と、センチネル+デュエリスト構成で感じる違い、好みはありますか?

kaajak:どちらでも構いませんが、ダブルデュエリストはとても楽しいです。互いに突き進んでトレードし合えますし、連携も抜群です。

Alfajer:世界最高のデュエリストと組むセカンドデュエリストは楽です。彼をおとりにしてキルを取れるので助かります(笑)。

― Boaster選手、Paper Rexとは2023年のMasters Tokyoで2-0勝ち、その前のCopenhagenでは2-0負けと因縁があります。お互い進化した今、絶好調とも言える今回のPaper Rexを倒すには何が必要だと思いますか?

Boaster:有名な言葉を引用するなら「タートル・ゲーミング対Wゲーミング、ウサギとカメの競走で勝つのはどっち?」――まあ冗談ですけどね。要は自分たちのゲームをやるだけです。リーグ戦でもBBLみたいに超攻撃的なチームと何度も当たっているので、アグレッシブなスタイルには慣れていますし、Paper Rexが何を仕掛けてくるかはおおよそ分かっています。彼らは本当に堅実なチームですが、こちらも準備万端です。あとは試合中にalecksがデスクをバンバン叩いてくれれば、こちらがうまく行っているサインだと思います。

ローワーブラケットを勝ち抜き、文字どおり毎試合が決勝のような状況でしたが、いざ本当の決勝にたどり着いた今、大会を通じて対戦してきた各チームをどう見ていますか? そして、これまで出場した大会と比べて今回の難易度はどれほど高かったでしょうか。

Boaster:今回のようなローワーランは自分にとって初めての経験です。敗退の瀬戸際に立つと、どの試合もどのマップも、そして小さなミスさえも命取りになります。その状況はレジリエンスやチーム内の結束、互いへの信頼を強くしてくれました。

転機になったのは初戦のRRQ戦で2-1の逆転勝ちを収めたことです。次のSentinels戦でもアイスボックスでリードを奪われて「ここで終わるかもしれない」と思いましたが、そこでも巻き返せました。G2戦では主導権を握り、今日の試合も同じように戦えました。こうした経験を経て、Paper Rexと戦う準備はできていると思います。ローワーブラケットではいつも敗退寸前でしたが、明日の試合も状況は変わりません。ただ楽しんでプレーしたいです。

― Alfajer選手、本日は+22のK/D、合計80キルと大暴れでした。レイズ、キルジョイ、チェンバーなど幅広いロールをこなしていますが、どのようにしてレパートリーとスキルを身につけたのですか?また、チームは具体的にどんな形でAlfajer選手を後押ししているのでしょうか?

Alfajer:私の先生はBoasterです。チームに加入して以来、どのエージェントでどう動くべきかをずっと助けてもらっています。Boasterやコーチ陣には本当に感謝しています。彼らが示してくれるプランを僕が実行し、そこに自分のエイムを合わせる、その組み合わせがうまく機能しているだけです。

Boaster:いやいや、彼自身のアイデアもたくさんあります。教えられない部分もありますが、Alfajerは才能と努力を兼ね備えている。それが僕らが好きなところです。

― crashies選手へ。優勝すれば複数タイトル、負ければ「準優勝最多」となりますが、意識は?

crashies:意識していません。負けから多くを学んできましたし、明日はプレッシャーなく挑みます。

― crashies選手へ。元チームメイトVictor選手が「恋しいか?」と聞いています。

Crashies:もちろん恋しいです。最高も最低も共に経験しましたから。今も良い関係です。

― Milanコーチへ。キックオフ6位からグランドファイナルまで導きました。率直な感想をお聞かせください。

Milanコーチ:誇りと感謝しかありません。最高のサポートスタッフと選手たちのおかげです。功績はチーム全員のものです。

― Boaster&kaajakの相互作用について。ベテランと新鋭の化学反応はいかがでしょうか?

Boaster:kaajakは学習意欲が高く、チーム内外で明るい雰囲気を作ってくれます。しかも試合をキャリーできる稀有な存在です。チームの雰囲気も抜群です。

kaajak:まだ学ぶことは多いですが、良い先生がいるので大丈夫です。

― kaajak選手へ。1年前はAPACチーム、今は国際決勝です。成長をどう実感していますか?

kaajak:オフシーズンはプレッシャーで苦しかったですが、経験を積むごとに自信がつきました。今大会の目標は「萎縮せず自分のプレーを見せる」ことでした。完璧ではありませんが、役割は果たせていると思います。

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