海外メディアHotspawnにて、プレイオフ初戦でDRXに2-1で勝利を収めたFNATICのChronicle選手がインタビューに応じました。その内容を翻訳して紹介します。
── 1マップ目は精神的にも大きな試合でしたね。前半を2-10で折り返した後、後半では11-1で制して13-11で勝利しました。なぜあそこまで一方的な展開になったと思いますか?
Chronicle:まず第一に、ヘイヴンの攻撃側はやはり強力だということを否定できません。そして防衛側は本当に難しいマップです。特にDRXのようなチームは、多くのマップで攻撃に比べて防衛がそこまで強くないので、そこは大きな要素だったと思います。
僕たちは「できる」と信じて、自分たちのゲームプランに集中するだけでした。そういった要素が、あの展開につながったと思います。それに加えて、個々のパフォーマンスもありました。僕ではなく、Alfajerが本当に爆発していましたね。

── 10-2のスコアだと、普通は勝っている側がそのまま逃げ切ると考えられます。逆転が見えてきたのはどのタイミングでしたか?それとも最初から可能だと信じていましたか?
Chronicle:いや、正直そういうことは考えていませんでした。とにかくラウンドごとに「何をやるべきか」だけに集中していました。「できる」とか「できない」とかではなくて。もちろんスコアが追いついた時点で「これは本当にいける」と理解しましたが、結局その瞬間では関係ないんです。ゲームをプレイする、それだけです。
── アセントでは何がうまくいかなかったのでしょうか?
Chronicle:Aサイトのエグゼキューションを毎回止められませんでした。相手がエコラウンドを取った後からは、Bには一度も来ず、ずっとAに攻めてきました。
僕たちはある意味で固執しすぎて、毎回Aを守ろうとしてしまったんです。本当ならリテイクを選択することもできたのに。思えば1度もちゃんとリテイクを試さなかったと思います。そんなに強烈なエグゼキューションを仕掛けてくる相手に対して、ユーティリティも大量に使って「オールイン」してくるのに、それに対してリテイクを試さなかったのは大きなミスでした。

── ロータスはかなり一方的な展開でしたね。なぜだと思いますか?
Chronicle:できる限り快適にプレイできるように工夫しました。前回はGXにStage 2で負けていて、このマップではあまり自信がなかったので、いくつか緊急の修正を加えました。それがうまくハマったと思います。
DRX戦に向けたプランも快適でした。基本的にはリテイクを意識する戦い方で、それが完璧に機能したと思います。特にCサイトでは、相手がユーティリティを全て使って2回エグゼキューションしてきましたが、ほとんど何もできませんでした。
唯一勝たれたのはクラッチの場面でしたが、それもほんの一瞬の差で、もし1ミリ秒遅れていたらスパイクすら設置できなかったはずです。まあ、それも含めて「そういうもの」ですが、とにかく僕たちの修正とゲームプランが完璧にハマったのだと思います。
── 次の相手はPaper Rexです。Masters Torontoの決勝、そして今回コーチとしてminiがPRXに加入していることもあり、ライバル関係のようになっています。試合に向けての心境は?
Chronicle:2日後にチームの裏切り者を倒さないといけない。その瞬間を楽しみにしています。できる限り準備して、あとは勝利を願っています。
── miniへのメッセージは?
Chronicle:裏切り者。
── Paper RexとG2は今大会の二大優勝候補と見られていました。Fnaticは上位チームの一角とはいえ「本命」とは言われていませんでした。今年、彼らに挑んで優勝できると思いますか?
Chronicle:もちろんです。「できる」と信じなければ難しくなりますからね。僕たちは今回こそできると信じています。
それに、Fnaticにとって「プレイオフ初戦で必ず負ける」という呪いを破れたのも大きいです。これまでは毎年アッパーブラケットの初戦で負けてきましたが、今回は勝ちました。
国際大会でもプレイオフ初戦に勝てたのはほとんど初めてで、それもあってすごく自信につながっています。今回のPRX戦、そしてこの先の試合に向けても、良いスタートは常に大きな助けになると思います。

── MIBR戦からDRX戦まで1週間空きました。このように試合間に時間がある方がいいですか?それとももっと舞台で試合をした方がいいですか?
Chronicle:一度ステージを経験して数試合こなした後なら、準備に時間を割く方が良いと思います。もちろん場合によるかもしれませんが、今回に関しては準備期間が役立ったと思いますし、試合をするよりもむしろ良かったと思います。
── VALORANTの「GOAT(史上最高)」論争では、「もしFnaticがChampionsを取れば確定だ」という意見もあります。あなた自身はどう考えますか?
Chronicle:それで僕がGOATとして確定するわけではありません。まだ早すぎますし、正直、誰がGOATかなんてそこまで重要ではないです。どんなゲームでも、どんなeスポーツでも、どんなスポーツでも、本当に「100%のGOAT」なんていません。
例外はLoLのFakerくらいでしょう。でもそれですら全員が同意しているわけじゃなく、「いや、FakerはGOATじゃない」と信じている人もいます。
どのタイトルでも数人の候補がいて、その議論は永遠に続くものです。だから僕が勝とうが負けようがGOAT論争は続きます。勝利でGOATになれるわけではなく、これからも前に進み続けることが大事なんです。